あるもので
特別に何かを買い足して作ったのではなく冷蔵庫や戸棚にあるものでも、おいしいものが出来上がります。これはわたしにとってはごく普通のことでしたが、ある日、夫に褒められたことがありました。そうか、これは褒めてもらってもいいところなんやわ、とうれしい気づきがあったのを覚えています。あれがないのでこれができない、とするのではなく、あれがあるからこれができる、という考え方。ほんの少しの捉え方の違いなのですが。
最近になり、これ、わたしたち自身にもあてはまることではないかなと思いました。わたしにはあれがない、これが足りていない、という思いが始まると、その不足感から何かをつけ足さないといけないような気がしたり、満たされていないわたしを感じずにはいられなくなったりします。(自分に対してだけではなく、他人にも社会にも、その不足感を見出してしまうこともあるかもしれません。)臨時で何かを外から付け足しても、その場限りの満足感で終わり、次第にまた、何かが足りないという気持ちになってくるのです。
それは、本質のわたしに気づいていないから、ではないかな。。。
本質のわたしはすでにあるもの。あとにもさきにも変わらずいつもあるもの。ここはすでに豊かさに満ちていて何かを足したりする必要もありません。そういう認識さえもない。もし不足感に気が付いたら、何かを足そうとするのではなく、すでにある、内側の本質のわたしを思い出してみる、ということをしてみるといいかもしれません。本質をわからなくしてしまっているのは、様々なうその思い込み。どこでそうなったのかわからなくてもOK。ただこの誤った思い込みを取り消していくことで、本来あるもの、が輝き始めます。
このすでにあるもので何が創り出されるのかと想像したら楽しくなりませんか?
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