苦手の奥にあるもの
人前で話をする、何かのプレゼンテーションをする、という機会はいろいろな場面であると思います。わたしの個人的な体験としては、イギリスにいて、ヨガの誘導をしたり、学校で子供たちに日本語や日本の文化を教えたり、ということをしてきました。もちろんそれらは英語でなので、初めて体験するときのその緊張具合といえば、ご想像通り。笑 喉から心臓が出そうな、というのは大げさではないぐらいで、できるならやりたくないと思うのです。それでも続けていると、ある程度の緊張はあってもなんとかなるもので、深く考えずとりあえずやってみるという「体験」は大きな力や自信につながるものなのだなあとも感じます。
先日フラワーエッセンスに関してのプレゼンテーションをする機会を頂きました。最初お話を頂いたときに、すぐに「はい、お願いします」とは言えず、数日考える時間を頂きました。なぜなら、緊張するから!笑 2,3日考えて、「人前で話すのは緊張するし何か抵抗がある」以外に、できない理由はないので、ご依頼を受けることを伝えました。昔、日本で言霊を習っていた時に先生が、『何かお願いをされたらまず「はい」といいましょう。そして、もしそのお願いされたことができないのであれば、「はい」のあとにできない理由を誠意をもって伝えましょう』と言っておられたのが今でも頭に残っています。ネガティブからではなくポジティブから入りましょう、ということだと思うのですが、言霊、発する言葉には波動があるので、ネガティブな言葉を発するよりは、ポジティブないい波動の言葉を発するほうがいいということなのでしょう。心がけとしては取り組めることではありますが、でも、苦手の奥にあるもをみていかないことには、ポジティブな言葉を発する心がけだけでは解決しない何かがあるような気もします。
そこからプレゼンテーションのための準備に取り掛かりました。自分が好きと思っていることを、わかりやすく伝える方法をいろいろ考えながら。ヨガの時も、日本語の授業の時もそれは同じで、自分のつたない英語力を用いて、なんとか伝わってほしいという気持ちでいっぱいでした。英語力、ここにいつも引け目を感じているのは確かです。さて、今回はフラワーエッセンスのプレゼンテーションですが、なぜ人前でフラワーエッセンスやヒーリングのことを話すのに抵抗があった(過去形にしておきます)のでしょうか。理由はいろいろとあると思いますが(自身の英語力も含め)理由の一つに過去生からの教訓があったからです。公の場で、スピリチュアルなことを話したり、プレゼンテーションすることで迫害を受けたという過去生がありました。隠れて静かに花や野菜を育て、動物たちと暮らしていたそうで、ずっとそうしていたかったのですが、見つかって殺されたそうです。そしてその時の学びとしては、無暗に公の場でpreach伝道活動をしない、ということでした。それで、そのときの過去生をヒーリングセッションで癒してもらい、ネガティブな出来事を通しての自分の中の誓いもクリアにしてもらいました。
さあ、プレゼンテーション。ある程度の緊張はしたものの、サポートにいくつかのフラワーエッセンスをとりながら、うまく臨めたと思います。公の場といっても、こういった内容にOpen-mindedな人たちの集まりの場でしたので、それにも救われました。プレゼンテーション後は、その直後からそして数日後に自分のプレゼンテーションのビデオを見たときも、溢れ出るさまざまなネガティブな感情(冷や汗も含め。笑)も、引き留めず、消えるがままにしてみました。自分に対して一番否定的な感情を持っているのは何を隠そう自分自身。もちろん、魂に残っている痕跡や傷などが制限をかけている場合もありますが、さらに傷つかないようにという恐れから自分自身でブロックをかけてしまっていることも多くの場合あるように思います。そんなブロックのひとつが外れることで、こんなに開放感を味わえるんだなあと実感した出来事でした。
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