輝きを絶やさずに
※まず最初に、今日のブログは、特定の国や文化を否定するものではなく、イギリス生活の中で私自身が感じたことを正直に綴った個人的な記録です♪
イギリス暮らしも今月でもうすぐ丸22年。
22年もたてば、この国の良い部分だけでなく残念なところもいろいろ見えてきて、そしてその残念な部分に関してはある程度、許容?できるようになった、免疫ができてきた、ような気がしています。良し悪しというものは、それぞれの立場によって全く感じ方も捉え方も違ってくるでしょうから、一概には言えませんが、私の中で感じている「悪し」の部分、つまり残念に思う点はいくつかありますが、最近になり久しぶりにその残念な部分に対して「怒り」を感じたので、その「怒り」をどう取り扱ったかをシェアさせて頂きたいなあと思います。
久しぶりの体験でしたが『ああ、これこれ』とイギリス生活において感じることがある社会システムの機能不全な感じ、の記憶がよみがえってくるようでした。残念なところというか、イラっとする部分といいましょうか。イギリスだけではないのかもしれませんが、日本以外に住まれている方々はどこにいても体験されているかもしれませんが、ものごとがスムーズにいかないということです。ただ単に運転免許の更新のため、パスポートサイズの写真を撮る必要があっただけ、なのですが、家から徒歩でセルフ撮影ブースを目指していくと、Out of Serviceになっていました。その状態がいつからなのか、いつまでなのか、誰にもわからない状態。疑問にも思わないのでしょう。『ああ、これこれ、このフラストレーションがたまりそうな感じ。思い出してきた。』 次に同じ町にあるさらに歩いたところに行ってみることにしましたが、まず、そのセルフ撮影ブースが設置されているお店の閉店時間がネット上で掲載されている時間と異なり、すでに閉店間際。その際、店の人に写真ブースのことを聞くと、『あるけど、今どうせOut of Serviceだし』という。。。2回目の挑戦もあっけなく終わり、あきらめたいところをあきらめず、最後に駅にあるということを知ったので、さらに歩いて向かいました。撮影可能であることにホッとし、撮影をし、出てきた写真を見ると、顔の部分に汚れのような靄がかかっているではありませんか。ガラスを見ると誰かが故意につけたような汚れがあり、もうこの時点で、抑えていた怒りがだんだん抑えられなくなっていましたが、ガラスの汚れを取り、再度お金を払い、撮影し、漸く写真を得ることができたのでした。通常の2倍のお金と時間をかけ、そこそこの質の写真を得、そして今度は、更新のための書類を提出するという段取りがまっているのです。。。ちなみに、イギリスのパスポート所持者の場合はオンラインで更新がサクッとできるのに、外国のパスポート保持者はこの一昔前の流れを踏まないといけないようで、そちらもイラっとする理由でした。
共に歩いて写真撮影に付き合ってくれた夫も我が国ながら嘆いておりました。(わたしより。笑)二人でしばらく怒りを感じていましたが、ぶつける相手もいないし、怒りは長く持ち続ければ自分たちがしんどくなるだけ、と学んできたので「めちゃくちゃ腹が立った。」ということだけ認めて次に進むことへ全力を注ぎました。笑 このことがあり、ついでに芋づる式に他にもどうしても受け入れられない部分も思い出してきて、ヴィジュアルで見えてきて(街中がなんか汚いんですわ!!)それをきっかけにさらに自己の奥行を広げるチャンスにする、捉え方を変えてみる、俯瞰する、などいろいろと試しています。「汚い」と嫌悪している私自身を俯瞰して眺めてみて『そっか、わたしはそう思っているんだな』と感情の認識だけして、そこにどっぷりつかってしまわないようには心がけています。どっぷりつかりだすと、過去22年間の経験を通してこの国のあらゆることに対して怒りが湧いてきそうですから!笑 見ないふりをするということでもなく、そう思っている自分もOKとする、感じです。あとはいつものごとくTrue Forgivenessで♡ 過去の記憶からくる様々な感情をまるっとまとめて外側から認識していくことで消えていくに任せます。
それでも何かのご縁でここ(イギリス)に派遣(?)されてきたのでしょうから、今いる場所で、体験しているように見えることをひとつひとつ許していきながら、いつも輝きを絶やさずにいることを心がけたい、というお話でした。冒頭にも書きましたが、特定の国(ここではイギリス)の社会や文化を否定するものではなく、自身の22年間のイギリス生活の中で感じたことを正直に綴った個人的な記録です。どこにいてもなにをしていても人生良いこと悪いこと何かしらありますから、そのおかれた場所や状況で、常に輝きを絶やさずいることを心がけていけたらないいなと思ったのでシェアさせて頂きました。では輝きはどんなふうに絶やさずにいられるのでしょう。わたしにとっては自分にとって心地の良いことをし、好きな歌を口ずさみ、美しいものの中に身を置き、とにかくいつもどんな小さなことにでも愛と感謝の気持ちをもっていることでしょうか。それぞれの個々の輝きが、どれほど大きな影響力があるのかを知り(目に見えても見えなくても)自覚し、実践していきたいと思います。
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